感謝

今週のお題「お弁当」

 

小中と給食だったのに対し、高校では昼食は各自で用意となるのが普通だろう。

大半の生徒がお弁当を持参する中、私は違った。

家庭環境が良いとは言えず、母子家庭でネグレクト気味。当然お弁当など用意してくれるはずも無かった。

しかし、そんな私には味方がいた。

なんと、学食で親戚の叔母が働いていたのだ。小さいころから可愛がってくれた祖母と仲が良く、その祖母からお金を貰っているから大丈夫、といつも昼食を用意してくれた。

学食はあまり広くなく、席はすぐに埋まってしまう。持ち帰りも可能なので、私はいつもパックに詰めてもらって教室で食べていた。

それが私にとっての「お弁当」だった。

 

おかげで私は高校3年間昼食に困ることはなかった。もし祖母や叔母がいなかったら......と思うとゾッとする。

 

今私が生きていられるのは2人のおかげだ。本当にありがとう。